過去5回を振返って | 楽しく考える男子バレー

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男子バレーボールを中心に、思うこと考えることを楽しく書いていきたいです。

書きたいことはイロイロあるのですが、今の話題はジュニアでしょうか?
ジュニアについて考えてみましょう。


下記の記事に結果がまとめられています。


第15回バレーボールアジアジュニア男子選手権大会 最終順位&個人賞


今回のチームは、スパイク決定率は高くないものの、レシーブと伏見さんのブロックが目立つ、守備のいいチームだったようです。


世界ジュニアの出場権獲得は、本当に嬉しいです。
若い世代が、アジア以外のチームと対戦する機会は、とても少ないので。

世界ジュニア出場は、今回からさかのぼって「○×○××…」です。


アジアジュニア過去5回の学年構成を見てみましょう。


2002 大2:1人 大1:1人 高3:10人
2004 大2:3人 大1:4人 高3:5人
2006 大2:3人 大1:7人 高3:2人
2008 大2:1人 大1:12人 高3:0人
2010 大2:0人 大1:12人 高3:0人


2002は高校生中心のチームですが、この年はまだバレーから離れていたので記憶がありません。
2008から高校生が含まれなくなりました。
それ以前は、高校生が主力となることも多かったようです。
大学2年は早生まれの選手です。
2006の大2が3人というのは、かなり珍しいケース。


過去5回のメンバーを見てみましょう。


2002 二木 富松 三上 竹井 佐藤 我妻 鈴木 石島 志賀 金子 越川 白澤

2004 塚崎 相澤 黒木 中島 清水 小野 福澤 國近 徳丸 菅 重村 日高  

2006 松崎 重村 岡本 廣本 筧本 中島 篠村 坂梨 高松 古田 冨士田 八子

2008 辰巳 阿部 岡村 伊藤 橋本 田中 千々木 梅野 塩田 川口 白岩 安永

2010 新井 傳田 鶴田 岡田 出耒田 前田 伏見 久原 井手 久保山 田井中 吉岡


メンバーだけ見ると、どの年が○だったのかわかりませんね。
ポイントは「個々の選手のレベル」ではないような気がします。
対戦相手のレベルも毎回違いますし、コンディションの問題もあります。


ただ、○の2006と2010には共通点があると思います。
試合を見ていないので推測の域を出ませんが(笑)○の年はチームとして機能していたのではないか。
個々の能力以上のチーム力があったのではないかと。


2006の岡本さんはアジアユースから、2010の久保山さんは世界ユースからのスタメンセッターです。
2004は、ユースは別のセッターでした。
2008は、ユースでスタメンの梅野さんが控えで途中出場だったようです。(2002は未確認)
セッターに選抜のキャリアがあること、中心となるアタッカーとセッターの信頼関係。
このあたりが影響したのではないかと思います。


ジュニアで大型セッターを育てたいけれど、現時点で安定した実力のあるセッターを使わなければ、世界ジュニアの出場権は獲得できない。
ユース・ジュニア共通の問題です。