ばれにゅ☆どっとねっとのファイナルラウンド4月14日 に寄せられたコメントは、阿部さんのファンにはちょっとつらいものでした。
確かに栗原さんの方がよかったのですが……
篠田さんの目の覚めるようなクイックもありましたから、阿部さんがセンターを使えないというのは、世界バレーのときの印象が強いのでは？
確かに使えていないときもあるのですが、いつもではありません。
年末に合流した富松さんとは、まだ合わないことが多いのですが……
高校生なんかは短期間で合わせてくるので、４ヶ月弱で合わないのはどうなのかなとも思いますが。
以前、北川さんがブログで書いていましたが、セッターとセンターは相性もあるようですね。
北川さんは朝長さんと合わなかったようで。
阿部さんと富松さんは、もう少し時間をかければ大丈夫だと思います。というか思いたいというか。（笑）
２人は東海大で１年間一緒だったし、前回のユニバにも行っていますが、そのときは富松さんＷＳだったので。
３年の秋リーグからセンターに転向した富松さんは、１年後４年の秋リーグでセッターの王さんとバッチリ合うようになって、ハイスコアでスパイク賞を取りました。
これから期待できると思います。
この日、ニコロフさんの打数が多かったのは、センターが使えていないというよりは、今田さんの調子が出なかったことが影響していたのでは？ と思い、記録を見てみました。
各選手のスパイク決定数／打数・決定率は下記の通りです。
越川 14/30=46.7
メロ 17/27=63.0
荻野 5/15=33.3
山村 4/6=66.7
坂本 7/11=63.6
ニコロフ 23/49=46.9
笠松 6/10=60.0
今田 3/12=25.0
柴田 8/12=66.7
篠田 4/7=57.1
富松 3/6=50.0
チームでは、サントリー53.3、東レ50.0でした。
センターの打数は、サントリー17本、東レ13本で、セット１本の差しかありません。
大きな差といえるかも知れませんが、実際以上に感じていた方もいるのでは？
ベテランの荻野さん・笠松さんは、それほど打っていませんね。
やはり、今田さんが２セット途中までに３本しか決められなかったことが、きつかったと思います。
今季、今田さんはニコロフさんに次ぐポイントゲッターだったので。
代わった柴田さんがかなり決めていましたから、この交代がもう少し早ければ違った展開になったかも……
柴田さんは試合開始から準備ができているような感じでしたから、私は第１セット追いつかれた時点で交代した方がいいと思いました。
遅くとも第２セットのスタメンには。
もちろん、展開によってはまた今田さんを戻すこともできますし。
ベンチとしては大舞台の経験が少ない今田さんに自信をつけさせたかったのかも知れませんし、単に交代の機会を逃しただけなのかも知れません。
でも、結果的にこの第１セットが勝負を決めたような印象があるので、悔やまれるところです。
ブロックは越川さんと阿部さんが４本で、センターを上回っています。
センターは、山村さん・坂本さん・篠田さんが３本。メロさんも３本。
ブロック賞の富松さんが１本、ニコロフさんが０本というところで、差をつけられてしまったかな？
チームでは、サントリー3.50、東レ2.50でした。
サーブは
越川 得点0失点6で7.1
メロ 得点0失点4で1.8
ニコロフ 得点3失点6で22.4
富松 得点2失点4で18.9
チームでは、サントリー7.6、東レ13.8と、東レが圧倒的によかったわけですが、それでも勝てなかったということが大問題。
サーブレシーブは
越川 6/12=50.0
荻野 13/35=37.1
津曲 11/15=73.3
笠原 31/45=68.9
今田 4/7=57.1
柴田 6/7=85.7
田辺 11/17=64.7
チームでは、サントリー47.0、東レ68.8で、サントリーが驚くほどの低い数字。
特に狙われた荻野さんがボロボロでした。
それでも精神的にダメージが少ないところが、ベテランの図太いところ。（笑）
第４セットは持ち直しました。
若い選手だったら、もーダメでしたよね。
サーブで荻野さんを狙うチームが多いですよね。疲れさせるため？（笑）
津曲さんに取らせたくないのはわかるんですが、越川さんは狙わないのかな？
越川さんを狙い難いような隊形を取っているんでしょうか？
全日本を考えると、もっと越川さんが取りにいく方がいいと思うんですけれど……
他チームのみなさん、もっと狙ってあげては？
というわけで、記録を見ると、かなり対照的なチーム状態だったとわかるわけですが、一方的にサントリーがよかったというわけでもなかったこともわかりますよね。
とりあえず、記録から見た両チーム＋ファンとしてのコメントでした。（笑）