アジア選手権の結果から 2 | 楽しく考える男子バレー

楽しく考える男子バレー

男子バレーボールを中心に、思うこと考えることを楽しく書いていきたいです。

やっぱり男子はダメって思われたくないという気持ちはあります。


でも、タナボタで優勝して「これでいいんだ」と思っちゃうことの方が恐い。


日本の弱点を見抜いているチームは多いでしょうし、北京予選で今大会と同じバレーをしてどうなるのか、それも恐いですから。
前回のWCからOQTの流れを思い出すと……


ですから、アジア選手権では新しい一面を見せて欲しかったのですが。
山本さんが使えると確認できたことは嬉しいですよね。
今回は山本さんひとりに頼るバレーになることはないでしょう。
でも、越川さん・石島さんは共にレセプションに不安を抱えているわけですし。


宇佐美さん・斎藤さんを、あまり使わなかったのは、なぜでしょう?
2人をWCで使うつもりなら、もっと使っておきたかったし、WCで使うつもがないなら、メンバーに選ぶ必要はなかったですよね。


オーストラリアに負けて、得点率勝負になる可能性を考えると、ずっとベストメンバーで戦わなくてはならなかったということ?
それだけ、アジア選手権優勝にこだわっていたとしたら、この結果は大きなショックですよね。


私としては、アジア選手権優勝より、北京予選の不安を少しでも軽くして欲しかったのですが。(笑)
日本が強いというイメージを植えつけることも大切なのでしょうけれど、他国はここに照準を合わせてきていないという印象でしたよね。
それで勝っても、そんなにダメージは与えてないんじゃないかと。
相手はせっせと日本のデータを取っているんじゃないかと。


レセプションが崩れれば、朝長さんのセンターを使うバレーはできないし、越川さん・石島さんが崩されれば、攻撃力のある2人を下げなければならなくなるという、日本の前からの課題を解決する糸口が、この大会で見つかったでしょうか?
サーブで押して、ブロックで押さえ込むバレーは、見ていて楽しいけれど(笑)そのパターンに持ち込めない、劣勢の状況を打破する方法を確立しないと……


WLやWCは、格上から金星を取るために思い切ったバレーをすればいいと思いますが、北京予選は、勝つというより、負けないバレーをしなくてはならないのだと思います。
故障や不調の選手がいても、データを取られて攻撃が読まれても、守備の穴をつかれても、負けてはならないのが、オリンピック予選ですよね。(笑)
うーん、やっぱり心配ですね。


選手はがんばっていると思うけれど、スタッフが……(笑)
こーゆー負けは、選手よりスタッフ、若手よりベテランの責任だと思うんですけれど。