いきなり中学生? | 楽しく考える男子バレー

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男子バレーボールを中心に、思うこと考えることを楽しく書いていきたいです。

dhalmelさんのとこ中学生もベンチ入りへバレー男子の植田監督 という記事を知り……
若い選手の発掘はいいとしても、話題作りなのではないかと心配になりました。(笑)


月刊バレー1月号に


「シニア、ジュニア、ユースなど日本の女子バレーを一貫した教育で強化していきたいと思います」


という女子強化委員長荒木田さんの言葉が掲載されています。


男子はこれにユニバを加えてもらわないと! と考えていたわけですが。


また「40人」とかいう数字が出てきていまして、どういう基準の「40人」なのか教えていただきたいなあと思っています。


月刊バレー1月号の植田監督の言葉にも


「プレミアリーグ、大学生、高校中学に至るまで積極的に合宿等を見てきました」


とあります。


プレミアリーグ以外にも目を向けることには賛成です。


大学生などが全日本に選ばれると「プレミアで活躍していない選手を選ぶのはおかしい」という意見が出てきます。
私はむしろ、プレミアリーグで活躍したからといって、国際試合の経験がほとんどない選手をいきなりワールドリーグなどに出すことの方が怖いと思います。


全日本シニアのベースはプレミアリーグと思っている方が多いのかも知れませんが、私はユース・ジュニア・ユニバというカテゴリー別の全日本がベースだと思っています。
男子については、特にユニバチームはシニアに直結することを考えてくつられていると思います。


もちろん、カテゴリー別の全日本で国際試合を経験していなくても、プレミアリーグで活躍した選手には機会が与えられるべきだと思います。
でもそれは、いきなりワールドリーグではなく、全日本Bなどのカタチで外国チームと試合して適正を判断してからの方がいいのではないでしょうか?


毎年、プレミアリーグで優勝した選手や、個人賞の選手をワールドリーグのメンバーに入れて、そこで試していたのでは、チームは固まらないと思います。
ワールドリーグは、選手選考の場ではないでしょう。
選手選考の場は他に設けて、ワールドリーグではチームとしてレベルを上げるための試合をしてほしいです。


カテゴリー別の全日本がファンから注目されない理由は、前にも書きましたが、それらのチームを見る機会がほとんどないからです。
情報も極めて少ないですし。


植田監督の方針から、カテゴリー別の全日本にも目が向けられるようになることを願っています。


今年はユニバの年ですから、シニアとユニバの合同合宿を行ってほしいと思います。それにジュニアやユースの選手も加わるというなら、さらによいかと思います。


まずそのベースとして、植田監督には過去のカテゴリー別大会の録画をしっかりと見てもらいたいと思います。
自身がコーチとして参加した2003ユニバ、監督として参加するはずだった2004ジュニア以外の試合を、当時の監督・コーチなどと細かく解析して選手の選考にあたっていただきたいと思います。
具体的には、2005ユニバ、2007ユニバ、2006-2007ジュニアを中心に、徳永先生、佐幸先生などに話を聞いて。


その上で、中学生を選ぶべきか、もう一度考えてみてください。(笑)


「40人」選ぶとしても、その前にデータを集められるだけ集めて、選考基準を明確にし、選手にもファンにもわかる形で公表していただけたらと思います。