大・中・小 | 楽しく考える男子バレー

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春高ベスト4のセッター4人のうち、3人は共通点が多いような気がします。


鎮西の田尻くん 3年 186

東亜学園の山本くん 3年 180

東洋の関田くん 2年 175


大村工の野田くんは、ちょっとタイプが違うので、ごめんなさい。
他の3人は身体能力が高く、打ちたがりのセッター。(笑)
レシーブもブロックもサーブもいいです。
田尻くんは、そんなにレシーブよさそうに見えないけれど(笑)駿台学園戦では、ベンチを飛び越えてボールをつなぎました。
山本くんはブロックでも大活躍でした。
関田くんは中大のスパイクも止めましたよね。誰でしたっけ?
そして、3人ともサーブで得点できます。


大きさは、今の高校レベルで考えると「大・中・小」という感じでしょうか。
180が平均的な身長かと思うので。
その上に行くと、創造学園の渡邉くん192くらいが「大」になるかと。


今大会では、山本くんのツーとスパイクが注目されましたが、田尻くんも多いですよね。

前回の春高では、関田くんのツーが効果的で、東洋が優勝しました。
春高で優勝するには、セッターがツーの練習した方がいいのかな?(笑)


ツーだけでなく、小さい関田くんも、普通にスパイクも打ってきます。
どのチームも、セッターにトスを上げてくれる選手がいるからなんですけれど。(笑)
高校の場合、ラリー中のトスは、リベロやセンターではなく、ライトの選手が上げることが多いですよね。
ライトがスーパーエース的選手ではなく、オールラウンダーなことが多いので。
大学やVのサイドは、高校までエースだった選手が多いのでスパイク中心になりがちですが、高校はライトに限らず、それほど打てないけれどイロイロなプレーができる選手がサイドとして使われることがあります。


この3人に限らず、高校バレーでは打ってくるセッターが多いですよね。
理由として……
セッターとアタッカーで高さの差がないチームが少なくない。
中学時代はアタッカーだったセッターなど、アタッカー気分が抜けない。(笑)
バックアタックを打つ選手が少ないので、セッター前のとき攻撃が2枚になってしまう。


ただ、セッターの攻撃というのは、マークされないことが前提なので……
関田くんのツーは、春高で有名になって、その後かなりマークされました。
それで、関東大会では「切りかえし」を何度も見せていました。
関田くんが打つと見せかけて、クイックというパターン。


東京都の予選では、東亜と東洋がお互いに相手のツーを警戒していますから(笑)全国大会ほど決まりません。
春高決勝でも、鎮西は山本くんをマークして、ある程度成功していたと思うけれど、それでセンターに決められちゃったり。
他のチームもツーに対応しようとしていたと思うけれど、同じ東京のチームのように、キッチリマークするのは難しいのでしょうね。


山本くんと田尻くんは、4月から大学生です。
出番があるといいですね。