全日本インカレ 2強時代の次に | 楽しく考える男子バレー

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「後ほど追記の予定」と書きながら、東西対抗・天皇杯と話題が移ってしまいました。
すみません。
まだ書き足りないことはたくさんあるので、いまさらですが書きますね。

とおりすがりさんからコメントをいただいた件について。


決勝戦の日体の態度が「大学生らしくない」とは思いません。むしろ、いまどきの大学生らしいと思います。
「インカレの決勝戦に相応しいのか」と書いたのは、私がイメージしていたインカレの決勝戦と日体の一部の選手の態度が、かなりかけ離れていたからです。
それが「悪い」という権利は私にはないし、「悪い」と言い切る気持ちもないので、あのような書き方をしたのですが……


私が大学バレー観戦に復帰したのが2003年で、その年から5年連続、全日本インカレの決勝戦を観戦しています。
2006年までの4年間は、毎年筑波vs東海の対戦だったので、インカレの決勝戦はあの雰囲気と思い込んでいたようなところがあります。
いままで観戦してこられた方には、その辺りの感じがわかってもらえると思います。


中大の床叩きにしろ、日体の楽しくやろうという態度にしろ、筑波・東海の2強時代を打ち破る手段だったのかも知れません。
今年の春季リーグや全日本インカレでは、また新しいスタイルが生まれるかも知れません。
ただ、私のようなオールドファンにとっては(笑)中大・法政・日体などのチームは、筑波や東海が強くなる以前からの伝統校という思いがあります。
伝統なんてという方もあると思いますが、先輩たちに恥ずかしくない程度に、度を越さずに、大学生らしく大会に臨み、練習に励んで欲しいと思います。

私は日体の試合を、それほどたくさん、しっかりと見てはいないのですが、印象に残っているのは、入替戦で法政に負けた試合です。
多くの人が日体が勝つと思っていたのに、逆転負けしました。
今年のチームにも、あのとき試合に出ていた選手が、何人か残っていますね。
今年の秋季リーグ、東海との2戦目でも、優勝がかかった試合で、プレッシャーからか力を出せませんでした。
そのイメージからして、全日本インカレの日体は別のチームのようでした。
残念ながら秋季リーグ最終日は観戦できなかったのですが、あのとき日体は変わったのかも知れませんね。
「楽しくやろうと決めて」中大に勝ったのかも知れません。
優勝したことで、自信を持つことができたのかも知れません。

2007年の関東大学バレーを振り返ると、春季リーグで中大が前年とはまったく違った雰囲気で、課題だったディフェンス力をアップさせてタイトルを取り、そのまま突っ走るかと思えば夏以降失速し、日体が後半のタイトルを取るという一年でした。
結局、大学のタイトルは前半は中大、後半は日体というカタチで分け合うことになりました。


東海は清水さんを欠いた東日本インカレ以外の3大会で2位でした。
東海にとっては、最後まで試行錯誤から抜け出すことができなかったような1年でした。
ですから、東海がタイトルを取れなかったことは、私としては意外ではありません。
むしろ、順大がメンバーをほとんど残しながらも、いいバレーを見せながらも、タイトルを1つも取れなかったことの方が意外でした。


また長くなってしまったので、続きは後ほど。